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ライザップ株投資の“億り人” 結果にコミット失敗の理由

RIZAP株の急上昇に乗れていれば…(写真:Rodrigo Reyes Martin/AFLO)

 儲けているカリスマ投資家さえも、悔やんでも悔やみきれない「つかめなかった大爆騰」はある──彼らの「反省の弁」は今後の投資を成功に導く大きなヒントになるはずだ。

 マネー情報を発信する人気ブログを手がける資産1.5億円のまつのすけ氏は、RIZAPグループ(札証・2928)の爆騰に振り回されたと語る。現在2700円台後半の同社の株価は、まつのすけ氏が目をつけた2012年時点で20円台。わずか5年で100倍を達成した大出世株の“幼少期”に立ち会った数少ない投資家だ。

「当時は健康コーポレーションという社名で、株主優待の豆乳クッキー目当てで株価25円で買い、ずっと持っていました。5000株ほどだったと思います」

 だが、ライザップ株の結果にコミットするまで我慢できなかった。

「株価急騰後に少しでも落ちたら利益確定するのがマイルール。今年の7月3日に年初来安値の378円から1077円まで上昇し、その1週間後に849円まで下がった。それから少し持ち直した960円で全て売却しました。その時は『うまく売り抜けたな』と喜んでいましたよ(苦笑)」

 ところが、株価は再び急上昇し、11月22日には年初来高値の2788円を記録。5000株を保有し続けていたら、7月に売却した時点(480万円)より900万円以上多い1394万円を手にできた計算になる。

「テレビCMが話題で、ダイエットだけでなくゴルフや英会話も始め、ますます拡大しているのはわかっていましたが、自分の投資ルールを優先して持ち続けられなかった」

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