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甘酒、鍋、生姜 冬に体を温める食習慣に思わぬ健康リスクも

熱々の食べ物好きは健康リスクあり

 冬の急な気温低下は体調を崩す原因になりかねない。乾燥がひどいとウイルスも飛散しやすくなるため、各々が対策を講じているだろうが、実は良かれと思ってやっている「冬の健康習慣」が、裏目に出てしまうことも少なくない。

 例えば、「体を温めて健康にいい」とされる食べ物・飲み物には注意が必要だ。ブドウ糖やアミノ酸など様々な栄養素が含まれているため「飲む点滴」「飲む美容液」ともてはやされている「甘酒」だが、過ぎたるは及ばざるがごとし。医師でジャーナリストの森田豊氏がいう。

「口当たりがいいためつい飲み過ぎてしまいますが、糖分が非常に多くカロリーも高いため、1日1杯までに抑えておいたほうがいい。同様のことはビタミン入りのジュース・炭酸飲料などにもいえます」

 他にも「唐辛子入りの辛い物」や「生姜入りの飲み物」についても気をつけたい点がある。『長生きするのはどっち?』の著者である医師・秋津壽男氏がアドバイスする。

「唐辛子のカプサイシンの作用で冬でも大汗をかき、汗が引く際に体温を奪われてしまいます。さらにその刺激によって食道、胃腸などがダメージを受けかねません。

 生姜も少量なら血行促進などの効果があるが、摂り過ぎは禁物です。冬になるとすりおろした生の生姜とハチミツをお湯で割った『ハチミツ生姜湯』を毎日のように飲む高齢者がいますが、辛み成分が胃の粘膜を傷つけてしまう。私の患者でも『胃が痛くなった』という悩みを訴える人が少なくありません」

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