ライフ

料理上級者向け 料理アレンジの迷わないルール

料理家の高木ゑみさん

 家事に仕事に忙しい主婦にとって、献立に悩む時間は無駄! そこで、時短家事や料理の達人に実際にやっている献立の決め方“マイルール”を聞きました。

「献立はルーティーンにせず、自由自在に料理を楽しみたい」という、料理上級者かつ、レシピがたくさん思いつく人におすすめなのが、5才の息子を育てながら料理教室を主宰している料理家の高木ゑみさんが続けているアレンジ自在の献立ルールだ。

「献立はまずメインから考えるとスムーズです。スーパーではまず、魚や肉の売り場に行く。そこで特売の肉や旬の魚を選んだら、それに合う付け合わせと副菜を考えるんです。私の場合、週末にまとめ買いをして、作りおきならぬ“ベース料理”を作っておきます。

 例えば、先週末は鶏の手羽元が安かったので、同じく特売だったマッシュルームと家にある玉ねぎと一緒にクリームで煮込みました。これだけでも味を加えればシチューとして食べられますが、肉だけ取り出して衣をつけてフライドチキンにしたり、スープをパスタやドリアに利用したり、具とスープを別々に取り出してアレンジができます」(高木さん、「」内以下同)

 ベース料理は1時間で5~6品作るという。切る時は複数の野菜を一気にみじん切りやくし形切りにし、あとは鍋で煮込んだり炒めたりする。こうしたベースを、塩こしょう、中華、カレーなどと味を変えて作り冷蔵保存しておけば、平日はそこから具なりスープなりを取り出してひと味加えるだけで、おかずが出来上がるという。

 献立名人高木さんの迷わないルールは、この2つ。

【ルール1】4種の「野菜のパートナー」で“名のない副菜”を作る

 あと1品の副菜が決まらない! そんな時は、次の4種の食材を野菜と合わせれば、1品が簡単にできるという。その4種とは、(1)きのこ、(2)海藻、(3)豆、(4)乾物だ。

「これらの食材は野菜との相性がよく、和えても炒めてもおいしいし、彩りもよくなります。例えば、ロールキャベツを作ったら余ったキャベツを塩昆布(乾物)と和えれば副菜になります。特に保存がきく(2)~(4)は常備しておいて損はありません」

【ルール2】ベース料理の作りおきは“一歩手前”でストップ! アレンジして使えるようにする

 高木さんの場合、ベース料理を週末に5品程度作り、平日はそこからアレンジして献立を決めている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン