高木ゑみさん宅のリアルな夕食メニュー
「ベース料理はあくまで完成させず、味つけなど、一歩手前の状態で止めています。そうすることで、和洋中に主菜・副菜にと、アレンジしやすくなるんです。例えば、キャベツやピーマンなどを塩こしょうだけで炒めてストックしておけば、回鍋肉からスープ、肉野菜炒めなど、いろいろ使えます。根菜を塩こしょうだけで硬めに煮ておけば、具材だけ取り出して炒めたり肉料理の付け合わせにできます」
一歩手前料理は、薄味&硬めがポイントだという。
「薄味にすればどんな味にもなり、硬めなら、その後煮ても軟らかくなりすぎず、ほどよい食感が保てるからです」
高木さん家のリアル献立をご紹介。
【朝】朝は和洋7種の基本セットで迷わない
高木家の朝食は、和食セット、洋食セット、おにぎりセットなど7種類の基本セットから選ぶ。例えば洋食セットなら、パン+目玉焼き+ウインナー+ブロッコリー+トマト+牛乳。こう決めれば、副菜はその時ある野菜を入れ替えるだけでよく、朝から迷わずにすむ。
【昼】お弁当は一から作らずあるものをアレンジ
この日のお弁当のメインは、下味をつけて保存していた塩豚のソテー、常備菜、前の晩のおかずのアレンジ料理だ。
「例えば前夜がおでんなら、卵を潰してマヨネーズと和えて卵サンドの具にします」。お弁当は基本的に一から作らず、あるものをアレンジ。
【夜】皿に合う料理を考える
週末に作りおきしたベース料理から取り出した肉をソテーして主菜にし、ゆでておいたじゃがいもをフライにして副菜に。夕飯もベース料理からアレンジしている。
「皿の大きさや柄を見て、それに合いそうなメニューを考えるというのも1つの手ですよ」
■撮影/浅野剛
※女性セブン2017年12月14日号