芸能

とろサーモンが歩んだ苦難の時代 石焼き芋屋のバイトも

苦労がようやく報われた?(吉本興業HPより)

 年に一度の漫才の祭典、『M-1グランプリ2017』(ABC・テレビ朝日系)が12月3日に放送され、「とろサーモン」が第13代目の王者に輝いた。とろサーモンといえば、過去にはNHK上方漫才コンテスト最優秀賞をはじめ、いくつものショーレースを総なめにしたお笑い界の実力派。デビュー当初から“すかし漫才”などの多くの新しいスタイルを生み出し、今も劇場で年間300公演近くをこなすなど精力的に活動している。

 人気の一方で、ボケ担当の久保田かずのぶ(近年、「和靖」から表記を「かずのぶ」に変更。38歳)の“クレイジー”で“性格が悪い”キャラクターを真に受けてしまう視聴者も少なくないようで、これまでお茶の間に浸透するほどの人気を得られずにいた。

 デビュー当初からとろサーモンのファンだという女性Aさん(30歳)は、彼らの苦労の歴史についてこう語る。

「久保田さんはこれまで多くのアルバイトをしながらお笑いを続けてきました。キャバクラで働いていた時代は、マイクパフォーマンスに定評があり店長にまで抜擢された。それが芸人の間で大人気の『おさわりDJ』というマイクパフォーマンスネタにつながっています。

 他にも『ホストの売り上げ発表会でホストの名前を呼び上げる仕事』、『キャバ嬢の犬の散歩』、『社長のバドミントン大会の審判』など“闇バイト”を数多く経験してきています。M-1決勝2本目の『芋神様』のネタの元にもなりましたが、石焼き芋屋のリヤカーを実際に引いていた過去もあります。そんな風に、私生活もすべて芸事に還元してきました。

 久保田さんの性格について、いいイメージを持っていない人もいるかもしれませんが、昔から出待ちをするファンにとても丁寧に接してくれる、感じの良い人です。女性ファンも多く、単独ライブなどに行くと20代の女性ファンが大笑いしている。世間のイメージと実態がかけ離れた芸人さんではないでしょうか」(Aさん)

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト