朱氏は「本当は本物のエアバスA320が欲しかったが、お金もなかったので、自分で作ることにしたんだ」と述べて、製造資金の80万元は自分の貯金をはたいたほか、知り合いや親戚からの借金で賄ったという。
レプリカは来年5月に完成予定で、知人の紹介で、地元の産業博物館に展示することになりそうだが、朱氏は「レストランか、映画撮影で使ってくれたらうれしい」と述べている。
これについて、同紙が地元政府の担当者に取材したところ、「レストランにしても、映画撮影で使うにしても、営業許可証を取得することが必要だ。現状では、何とも言えないので、飛行機のレプリカが完成後に検討することになる」と含みを持たせている。
ネット上では「80万元もかけたレプリカが無用の長物になるなんて、役所の権威主義だ。市民のために、本物そっくりのレプリカを地元の観光資源として有効活用すべきだ」との意見が多く寄せられている。