「その代表格が部屋付き親方3人を抱える佐渡ヶ嶽親方(元関脇・琴ノ若)とされている。貴乃花一門に移籍する話まであったものの、先代(元横綱・琴桜)の未亡人女将は協会主流派を支持しているようで、婿養子である親方が従っている状態です」(同前)
かつて理事選は、各一門が事前調整して無投票になるのが慣例だった。これを打破すべく一門を割って2010年の理事選に出たのが貴乃花親方だ。呼応した若手親方の支持で当選を果たして以降、一門制は瓦解しつつある。一枚岩にまとまっている一門は皆無だ。
※週刊ポスト2018年1月1・5日号