ゆう子さんはお母さんに寂しい思いをさせたことや、“ブレークできたのは母の支えがあったから”という気持ちがあるからこそ、なかなか結婚に踏み切れなかったのではないでしょうか」
そんな浅野にも真剣に結婚を考えた相手がいた。故・田宮二郎さん(享年43)を父に持つ俳優・田宮五郎さん(享年47)だ。2007年に交際を開始し、同棲生活を送っていたふたり。しかし、田宮さんは2012年4月、くも膜下出血で倒れ、左半身麻痺と脳にダメージが残った。
「ゆう子さんは一生彼を支えていく覚悟で結婚を望んだそうです。でもゆう子さんのお母さんは、“闘病する田宮さんとの結婚は大変な苦労をすることになる”と、最後まで反対したそうです」(前出・浅野家の知人)
田宮さんは一時回復したが、2014年に再びくも膜下出血を発症し、この世を去った。冒頭のように、今回の結婚を祝福する声に母親は笑顔を見せたが、時折ふと寂しげな表情を浮かべていたという。
「田宮さんが亡くなった後、憔悴した様子のゆう子さんを見て、お母さんは結婚に反対したことを“かわいそうなことをした”と後悔していたそうです。だからこそ、昨秋にゆう子さんがAさんを連れてきた時は、“娘もいい年齢だし寄り添ってくれる人がいるのはいいことと思うようになったのよ…”と話していました。お正月もAさんと一緒に過ごしたそうです。
それでもやっぱり、結婚の話題を出されると、顔が曇ることもあるんです。“本当は寂しいけどね、手放すのは…。親ひとり子ひとりやから”って。心からは喜べないのかもしれません。何才になっても娘が遠くへ行ってしまったように感じるんでしょうね」(前出・浅野家の知人)
※女性セブン2018年2月1日号