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難読名字 「五百旗頭」「一番合戦」「百目鬼」は何と読む

郵便配達員も悩む!?難読名字、読めますか?(写真/アフロ) 

 現在日本には約13万種の名字があるというが、そのうち同姓の人が100人くらいしかいない「珍名」は約1万種だという。今回は数字にまつわる珍名を挙げてみた。さて、あなたは正しく読めますか?

一寸木 【ちょっき】
 一寸とは約3.3cmだが、この名字には“ちょっとした長さの木”という意味が込められている。神奈川県小田原市周辺に多いというが、この辺りは寄木細工が有名な箱根に近く、寄木の長さから来ているという説も。

百目鬼 【どうめき】
 鬼怒川が洪水を起こした時の恐怖を、百個の目を持つ鬼の恐ろしさにたとえ、その恐ろしさを子孫に伝えるために、名づけられたといわれている。茨城県に100軒以上あるという。

四十物 【あいもの】
 昆布などの海藻類や魚介の干物をこう呼び、それらを扱う職業やその産業が盛んな地名からとったとされる。富山県に多い、鮮魚店などを指す名字は「五十集(いさば)」と読む。

五百旗頭 【いおきべ】
 先祖が500の兵をまとめる旗頭をしていたことに由来。姫路城築城にもかかわり、兵庫県に散見される。ドラマ『重版出来!』には、オダギリジョー演じる五百旗頭さんが登場。

一番合戦 【いちまかせ】
 合戦の時、先頭を切って戦う先陣隊は命を落とす確率が高いといわれていたが、先陣隊で戦った先祖が見事勝利したため、殿様からご褒美として賜った名字で、佐賀県に見られる。

※女性セブン2018年2月8日号

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