「単にダウンサイジングしただけのコンパクトカーや軽自動車を好むのではなく、中高年になるほど『無駄な空間を減らして質感を高めているクルマ』など快適さや居住性へのこだわりを持つ傾向もあります」(西村氏)
中高年は家族構成などの制約から解放され、より自由なクルマ選びができる。さらに、若い世代より自動車そのものに対する興味や意識が高いという。
「これまでの長い運転経験で、自動車に求める具体的なビジョンができているのでしょう。中古車市場では、かつて憧れていた高級車や、高価で手が届かなかったハイブリッドやEVといった新技術搭載車も手頃な価格で買えます。ランキングには、今シニアが純粋に求める車種が反映されています」(西村氏)
※週刊ポスト2018年2月9日号