聴衆は2人の言葉に頷き、メモを取る人もいた。
2人の説法を欠かさず聞いているという樋口博子さん(83)がいう。
「お釈迦様の話を現代のニュースと結びつけて話してくださるので、とてもわかりやすい。2人のお話を聞いているだけで、1日、1日を大切に生きたいという気持ちが大きくなってくるんです」
●やまだ・ほういん/1940年岐阜県生まれ。1964年龍谷大学文学部仏教学科卒業。薬師寺副住職、管主などを経て、現在、薬師寺長老、奈良喜光寺住職。
●さとう・よしゆき/1953年広島県生まれ。1977年慶應義塾大学医学部卒業。新横浜母と子の病院診療部長などを経て、現在、日本橋清洲クリニック院長。
※週刊ポスト2018年3月2日号