この男性を診察した、浦田クリニック(石川県)副院長の森田祐二医師は、「体への負担が少ない検査であること」を強調する。
「心臓周辺の血管を調べる検査として『心臓カテーテル検査』や『CT検査』がありますが、カテーテルは痛みが、CTは放射線被曝があったりと負担は大きい。
MCGは痛みも被曝もなく、10~20分ほど横になっているだけで心臓カテーテルとほぼ同等の精度が期待できます。ペースメーカー使用者や運動負荷禁忌、造影剤禁忌の人でも利用できる。不整脈があっても解析結果に影響はありません」
浦田クリニックでは1万6200円で受診できる。検知能力の高さに加え「受けやすい」ことも受診者の大きなメリットである。
※週刊ポスト2018年3月23・30日号