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安倍洋子夫人 昭恵さんに粘り強く注意するも今や諦めムード

批判の的の昭恵夫人(時事通信フォト)

 いまや自民党の大幹部から「夫人の存在が政権に迷惑を掛けたことは事実だ」(竹下亘・総務会長)と批判を浴びている安倍昭恵・首相夫人。

 そんな嫁の言動が、安倍首相の母(安倍晋太郎・元外相の夫人)で「安倍家のゴッドマザー」と呼ばれる洋子夫人には理解不能のようだ。安倍家と古い付き合いの人物の話だ。

「安倍家で唯一人、嫁にものが言えるのは洋子さんだけ。総理が昭恵さんに叱言(こごと)めいたことを言うと、彼女は反発して激しい言い合いになってしまうから、それが嫌で何も言わなくなった。

 洋子さんはこれまで『素性のわからない人とは付き合うな』『総理の妻が大麻解禁なんて言ってはいけない』『あなたのやってることがみんなに迷惑をかけているのよ』と昭恵さんに粘り強く注意したが、効き目がない。今では洋子さんもあきらめ気味で、孫に地盤を継がせることに期待をかけているようです」

 洋子夫人は「岸信介の長女」として生まれ、若くして父の選挙応援に立ち、夫・晋太郎氏が政界に進出してからは夫の代わりに地元で選挙の最前線に立ってきた。選挙になると毎日、舗装されていない道をトラックで戸別訪問。著書で当時をこう振り返っている。

〈お辞儀を見て、後援会の人に、「奥様、それでは頭が高いですよ」と言われます。私の場合、「岸の娘」だから威張っているのではないかという目で見られがちなのです。なおさら、頭を低くすることを心がけました〉(『わたしの安倍晋太郎―岸信介の娘として』)

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