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コンビニ惣菜高級化 なぜ1個400円のおかずが売れ続けるのか

食卓に出しても映えるローソンの「グリルチキン&彩り野菜」


 調べてみると、ファミリーマート(以下ファミマ)やローソンでも、「高級路線」の惣菜は好調だという。

「豆腐など定番のおつまみでも、30~40代を中心にちょっと贅沢なメニューがよく出るようになりました」(ファミマ担当者)

 たとえばコンビニ売り場の豆腐なのに、一つ335円もする「ネバネバとろーり豆腐」は、北海道産大豆「ゆきほまれ」を使用した豆乳で作った、とろっとした食感の豆腐。女性を中心に大人気だ。

 一方、男性客のリピートが多い例をあげると「豚タン下の七味焼き」(298円)が代表格だという。善光寺のおみやげとして有名な「八幡屋磯五郎」の七味を使ったスペシャル感が、仕事で汗をかいた後のお父さんたちに支持されているのではないかと見る。

「比較的高単価の惣菜シリーズ『お母さん食堂』のスタンドパックも好調です。今月末くらいから順次、海老チリや酢豚などを新しく販売する予定です」(ファミマ担当者)

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