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2018.05.26 07:00  NEWSポストセブン

コンビニ惣菜高級化 なぜ1個400円のおかずが売れ続けるのか

購入者の65%が男性というファミマの「豚タン下の七味焼き」


 ローソンがこの春出した惣菜は、さらに「ごほうび」感が際立っている。トレーにメインおかずと副菜が一緒に載った、これまでにあまりなかったタイプだ。女性客にウケているという。

「価格は399円と少し高めですが、野菜も一緒に取れるのでお得です。またトレーごとレンジで温め、そのまま食卓へ出してもいいように、トレーを石目調にするなど工夫を凝らしています」(ローソン担当者)

 人気が高いのは「グリルチキン&彩り野菜」(399円)や「鉄板焼ハンバーグ&野菜チーズ焼」(399円)らしいが、これを全部一から作ろうと思えば、材料集めから調理まで大変な手間がかかる。忙しい有職主婦にとっては、おいしさはもちろん、時短調理も自分や家族への「ごほうび」だ。少しサイフの紐を緩めても、「今日はいいや」となるのは自然なことのように思う。

 最後に取材を通じて感じたことだが、これら“ちょい高”メニューが、夕方・晩によく売れていることが興味深い。

 コンビニの繁忙期は朝や昼で、主婦を呼び込む夕飯の買い物スポットといえば、スーパーやデパ地下等を思い起こす人が多かったはずだ。それが今、各社の売れ筋を見渡すと、コンビニの“デリカテッセン化”が急速に進んでいるといっていい。

 値頃感のあるおいしいものを、さっと近所で買って帰りたい──消費者のそんな心理を喚起させるコンビニの「ごほうびデリカ」、注目してみる価値はある。

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