ライフ

かつて虫歯治療の8割占めた銀歯「アマルガム」のリスク

定番の虫歯治療方法だった銀歯の問題は

 銀歯にインプラント、部分入れ歯やブリッジ……中高年では、こうした歯が1本もない人のほうが珍しいだろう。ただ、“治療”したはずの歯が、さらに大きな問題の原因となることが少なくない。『やってはいけない歯科治療』(小学館新書)著者で、“歯科業界に最も嫌われるジャーナリスト”の異名を取る岩澤倫彦氏が患者に知らされてこなかった重大リスクをレポートする。昭和生まれの日本人にとっての定番虫歯治療方法だった「銀歯」を真っ二つに割ってみると、中では虫歯が再発していることもあるという。

 * * *
 100年以上前から使われていた、アマルガムという銀歯がある。無機水銀と、銀や錫などの合金粉末を練り上げたペースト状のものを患部に詰め、患者の口の中で24時間かけて硬化、硬い“銀歯”となる。

 材料費も安く、保険診療に使用され、一時期は虫歯治療の8割を占めていた。ところが──。

 旧文部省が1989年に設置した研究班は、歯科治療で起きている金属アレルギーの大規模な疫学調査を行なった(研究班長・井上昌幸氏)。中山秀夫医師も研究班の顧問として参加した。

「歯に被せた金属が塩分で溶けて、それが体内に入れば、病気が出るだろう。それで歯科治療の金属アレルギーについて研究を始めたら、実に沢山の患者が出てきました」

 中山医師は、原因不明とされていた掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)などの皮膚疾患が、水銀、銀、銅、パラジウム、亜鉛、錫、ニッケルなど、歯科治療で使用されている金属のアレルギーによるものがあると明らかにした。

関連キーワード

関連記事

トピックス

筋金入りのビートルズファンだという水卜麻美アナ
水卜麻美アナ、中村倫也と結婚でも“日テレ愛”を貫けるか フリー転身の現実味
NEWSポストセブン
清原和博氏(右)と次男の勝児内野手
清原和博氏、次男・勝児の甲子園デビューで驚いた「PL野球と慶応野球の違い」
週刊ポスト
旧NHK党党首の立花孝志氏(左)とガーシーこと東谷義和氏(筆者撮影)
【ドバイに集うクセモノ日本人】ガーシーが最長10年居住できる「ゴールデンビザ」を取得した経緯
週刊ポスト
今季のメジャーリーグでのプレーは大丈夫?(写真/EPA=時事)
2009年のイチローは開幕間に合わず…WBCメジャー組「それぞれの難局」大谷翔平は大丈夫か
週刊ポスト
“禁断の生共演”で何が語られるのか
中村倫也、水卜麻美アナと“禁断の生共演”もファンから反感ゼロ「お似合いすぎて納得するしかない」
NEWSポストセブン
岡田阪神へプロ野球記者たちも期待(時事通信フォト)
【プロ野球記者座談会】WBC後のシーズンで岡田阪神に高まる期待と侍J中野拓夢への不安要素
週刊ポスト
恒例のように「フリー転身」が噂される日本テレビの水卜麻美アナだが…
《夫婦で幸せ生報告》水卜麻美アナ電撃結婚で心配される『DayDay.』黒田みゆアナにのしかかる新番組のプレッシャー
NEWSポストセブン
水卜麻美アナと電撃婚の中村倫也、「絶対に彼の良さは伝わる」事務所社長が信じ続けた俳優としての才能
水卜麻美アナと電撃婚の中村倫也、「絶対に彼の良さは伝わる」事務所社長が信じ続けた俳優としての才能
NEWSポストセブン
“体に入れるもの”にこだわっていた道端ジェシカ(時事通信フォト)
カエル毒、粘土を使って…道端ジェシカ容疑者「薬物逮捕」で注目される“特殊な健康志向”
週刊ポスト
不倫疑惑も報じられた篠田麻里子
《離婚成立》篠田麻里子、不倫疑惑で「地元福岡ドラマ」の出演が見送りになっていた 始球式務めたホークスとも離別
NEWSポストセブン
岩田絵里奈アナと結婚発表の水卜麻美アナ
日テレ・水卜麻美アナの電撃結婚の背景にあった「岩田絵里奈アナの“左遷人事”」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「夫婦の年金」「家族の相続」必勝法ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「夫婦の年金」「家族の相続」必勝法ほか
NEWSポストセブン