芸能
2018.06.09 07:00 週刊ポスト
偏見があった「大きなヒップ」が市民権を得るまでの歴史

意外と知られていない「ヒップの歴史」
乳房と並んで、女性の持つ魅力的なパーツである「お尻」。男はなぜ、そのカーブに目を奪われてしまうのか。動物行動学研究家の竹内久美子氏が解説する。
「動物学者のD・モリスによれば、人間が直立歩行を始めてから発達した乳房は、後背位を行なう動物のセックスシンボルだった尻を模したものだと言われています。つまり、オスにとってお尻は女性の魅力を表わす最も原始的なパーツなのです」
また男性は、「安産型」の大きなお尻に本能的に惹かれやすいと言われる。しかし、戦後日本では長らく「小さいお尻」が理想とされてきた。なぜか──。『巨乳の誕生』などの著書がある安田理央氏はこう見る。
「そもそも日本人は、着物の時代から体型には割と無頓着でした。それが戦後、洋装の広がりとともに、1967年の(ミニスカートで有名な)ツイッギーの来日で変わった。彼女の登場で、“華奢な体型にスラリと伸びた脚”が、日本男性が女性に望む体型として定着したのです」
さらに「あるCM」の影響で、男性だけでなく女性も「スリムなお尻」に憧れを抱くようになる。
「1981年にワコールが発売した『シェイプパンツ』です。このCMは衝撃的で、シェイプパンツを穿いた16個ものお尻が映し出され、ジーンズをグイッと上げる。その様が、“シェイプされたお尻は美しい”と思わせた」(安田氏)
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