国内

沖縄のパワースポット、SNS拡散でパンクし立入禁止に

沖縄のパワースポットが突然の立入禁止

 SNSのパワーで人を集め、話題となる商品やスポットがある一方で、そのパワーが“負の効果”をもたらしてしまうこともある。その1つに挙げられるのが観光地だ。とりわけ「秘境」「聖地」などと呼ばれ、“観光地”としてしっかり整えられていない場所が注目・拡散されると──。

 沖縄北部にある「備瀬」という集落には、“神が降り立ち、精霊が立ち寄る場所”がある。知る人ぞ知る秘境だったその場所「備瀬のワルミ」には今、人が立ち入ることができない。本部町備瀬区長の高良善久さんが、こう嘆く。

「パワースポットとしてテレビや雑誌で何度か取り上げられるようになり、インターネットでどんどん評判が広がって、多くの観光客のかたに来ていただくようになりました。

 ただ、もともと観光地として整備されていた場所ではなかったため、駐車場などもなく、道幅も狭い。そんなところに一気に人が来てしまったので、完全にパンク状態。そうした状況の中、近くの土地所有者がフェンスを張ってしまい、一時的に立ち入りが禁止になってしまっています」

 同地区には「フクギ並木」という有名な観光スポットもあり、民宿や商店もあるため、観光地化を求める声も多いという。

「こちらとしてもたくさんの人に来てもらいたいけど、土地の整備も必要だし、ゴミのポイ捨てなどマナー違反にどう対応していくかということも考えていかなければならない。残念ながらもう少し時間がかかりそうです」(同前)

※女性セブン2018年6月21日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

羽生結弦が主催するアイスショーで、関係者たちの間では重苦しい雰囲気が…(写真/AFLO)
《羽生結弦の被災地公演でパワハラ告発騒動》アイスショー実現に一役買った“恩人”のハラスメント事案を関係者が告白「スタッフへの強い当たりが目に余る」
女性セブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
『ここがヘンだよ日本人』などのバラエティ番組で活躍していたゾマホンさん(共同通信)
《10人の子の父親だったゾマホン》18歳年下のベナン人と結婚して13年…明かした家族と離れ離れの生活 「身体はベナン人だけど、心はすっかり日本人ね」
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)が“イギリス9都市をめぐる過激バスツアー”開催「どの都市が私を一番満たしてくれる?」
NEWSポストセブン
川崎春花
【トリプルボギー不倫の余波】日本女子プロ2022年覇者の川崎春花が予選落ち 不倫騒動後は調子が上向かず、今季はトップ10入り1試合のみ「マイナスばかりの関係だった」の評価も
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
「中野駅前大盆踊り大会」前夜祭でのイベント「ピンク盆踊り」がSNSを通じて拡散され問題に
《中野区長が「ピンク盆踊り」に抗議》「マジックミラー号」の前で記念撮影する…“過激”イベントの一部始終
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン
川崎市に住む岡崎彩咲陽さん(当時20)の遺体が、元交際相手の白井秀征被告(28)の自宅から見つかってからおよそ4か月
「骨盤とか、遺骨がまだ全部見つかっていないの」岡崎彩咲陽さんの親族が語った “冷めることのない怒り”「(警察は)遺族の質問に一切答えなかった」【川崎ストーカー殺人】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン