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2018.06.15 07:00  週刊ポスト

冷麺、うどん…見た目も涼しい「冷やし麺」のお店3選

冷麺750円(並盛)※売り切れ次第終了(撮影/松隈直樹)


●冷麺温麺専門店 胡月(大分県・別府冷麺)

 旧満州(中国の東北部)で食べられていた冷麺を和風にアレンジした「別府冷麺」。昭和43年(1968)年から別府冷麺を売り出した「胡月」によれば、別府冷麺はそば粉配合のコシの強い麺、キャベツの自家製キムチ、牛肉のチャーシューの3つが入っていることが条件だという。昨年末まで店に立っていた初代の浦田直美さんが、誕生の舞台裏を明かす。

「かつての別府温泉は農閑期の骨休めや修学旅行生で賑わっていましたが、昭和40年代当時は温泉だけではなかなか人を呼べなくなっていました。これといった名物もなかったので、温泉に入った後に食べられる冷たい麺があれば、セットで町おこしができるんじゃないかなと。そこで別府独自の麺料理を作りたいと考えて、そばでもうどんでもラーメンでもない、新しい麺を作り出したんです」(浦田さん)

 ラーメンとうどんの中間ほどの太さで大陸譲りのもっちりしたコシの強い麺は、アルデンテのスパゲッティのような味わい。力強い麺とマッチするように、葉がやわらかい白菜ではなくパリッとした歯触りのキャベツをキムチに使う。辛さの違う唐辛子をブレンドしたキムチは爽やかな辛みが後を引き、思わずおかわりをしたくなる。醤油ベースの和風出汁は「二日酔いでも喉を通る」というほど、さっぱり。淡いスープと力強い麺が互いの風味を絶妙に引き立てる。

 店は一度閉店したが、10年来の常連客2人が名店の味と想いを引き継いで再開を果たし、別府冷麺の歴史を守っている。

・住所:大分県別府市石垣東8-1-26
・営業時間:月11時~16時/水~金11時~17時半/土、日11時~19時
・定休日・火曜日

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