ライフ

【自宅で作る予約困難店メニュー】イタリアン編・パスタ

ミックスハーブのリングイーネジェノベーゼの作り方(撮影/菅井淳子)

 2か月、3か月じゃ当たり前。予約が取れないことで知られる名店が、その味を自宅で再現できるようにと、惜しみなくレシピを教えてくれた。

「薪焼き」という新たな調理法で、イタリア料理界に新風を吹き込んだ名店『TACUBO』(たくぼ)。絶妙な火入れの「十勝田くぼ牛の薪焼き」のほか、素材の個性を最大限に生かした極上料理が食べられると多くの有名人が訪れる。オーナーシェフの田窪大祐さんが、家庭でも作れる料理として教えてくれたのはジェノベーゼパスタだ。

「ハーブは4種。ミキサーにかける時や、ゆでたパスタと絡める時に、温度が上がりすぎないように作るとキレイな色のソースに仕上がります」(田窪さん)

■TACUBOの「ミックスハーブのリングイネジェノベーゼ」

材料<2人分>
にんにく…32g、牛乳…適量、粉チーズ…適量
[A]カシューナッツ…6g、塩…1.5g、アンチョビー…3g、エクストラバージンオリーブオイル…100ml
[B]バジル…10g、タリアンパセリ…15g、セルフィーユ…15g ディル…15g、パスタ(リングイーネ)…100g

◎家でもできる名物レシピ

【1】にんにくは芽を取り、ひたひたの牛乳で約5分ゆでる。匂いが移った牛乳はゆでこぼし、再度沸騰した湯(分量外)で、指でつぶれる軟らかさまで煮る。
【2】 [A]を冷やしておいたミキサーにかけたあと、[B]のハーブ類を入れてミキサーにかける。
【3】パスタをゆでる。
【4】フライパンに【2】のソース70gを入れ、粉チーズ、パスタのゆで汁(分量外約55ml)を合わせてのばす。
【5】 【4】にゆでたパスタを入れ、中火で絡ませる。器に盛り、ミックスハーブ(分量外)と粉チーズを振る。

【ポイント】
・にんにくは生だとえぐみが出て味が尖るため、牛乳で臭みを取り、まろやかに。
・バジルは味が濃いので少量にし、最後にミキサーに入れると色鮮やかに仕上がる。

『TACUBO』
住所:東京都渋谷区恵比寿西2-13-16・1F 
営業時間:水・土・祝12:00~15:30(L.O.13:00)、月~土18:00~25:00(L.O.23:00) 
定休日:日曜(翌月曜が祝日の場合、日曜営業、月曜休)
夜の平均予算:1万5000円~

※女性セブン2018年6月28日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン