この企業に限らず、最近の企業活動では、マーケティング理論やIoT、ビッグデータ、統計学を使った顧客への業務提案など、以前より高い知的水準が社員に要求されるようになっている。この企業のように考える人事は一般的だろう。
これが昨今、学歴フィルターという言葉が話題になる一つの理由かもしれない。
【プロフィール】ふくしま・なおき/1966年長野県生まれ。就職コンサルタント。上智大学文学部卒業後、大手広告会社勤務を経て、1993年より就職に関わる執筆、講演活動、学生の就職支援を行う。最新刊に『学歴フィルター』(小学館新書)がある。