代表合宿ではカズと女性話で盛り上がった(右が礒貝氏、共同通信社)
「お金に執着したらしんどいでしょ。高い年俸をもらっていた現役時代も生活の質は今と変わらない。夏はスリッパと短パン。好きなことしかやんない。他人の目も気にしないし、生きる価値観とかもあまり興味ない。人生を目一杯楽しく過ごすだけ」
思いのまま暮らすライフスタイル。礒貝なりのロハス生活だ。
「代表でカズさんともやってたけど、キングカズじゃなくて普通のカズだよ。でも、カズさんやキーちゃん(北澤豪)はモテまくってたよね。よくクラブのVIPルームで芸能人とワイワイやってたよ。当時の芸能界には、そういうハッチャケ女子がいっぱいいたから」
ケラケラ笑う礒貝に後光が差しているように見えた。“天才”とはそういうものなのだろう。
■いそがい・ひろみつ/1969年4月19日生まれ、熊本県出身。MF。帝京高から東海大中退後、ガンバ大阪に入団。ラモス瑠偉から後継者と指名されたが、足首の怪我により思うようなプレーができず、1998年、29歳の若さで引退。その後プロゴルファーを経て、完全なる自由人に。代表キャップ数2。
※週刊ポスト2018年6月22日号