◆No.1はおせち!毎年12月号は10万部増
年間でいちばん売れるのは、「正月料理」特集。「12月号だけは必ず買う」「毎年保存版にしている」という人も多く、毎年10万部上乗せして店頭に並ぶ。
「なかでも、1985年12月号の正月料理特集は120万部売れ、ほぼ完売した伝説の号です。正統派おせちと白菜漬けなど人気の特集が2本集中していました。それ以降も、1997年には京都の老舗料亭『菊乃井』の村田吉弘さんが30分で作るおせちを教えるなど、時代に合った切り口で展開。毎回反響が大きいですね」(草場さん)
昔はどこのお母さんも家庭で作ったおせち料理を重箱に詰めて新年を迎えたもの。デパートで買うものになりつつある昨今だが、正月料理特集は、年に1度日本人を原点に返してくれるものなのかもしれない。
※女性セブン2018年7月5日号