7月2日深夜3時(日本時間)キックオフで、サッカーW杯決勝トーナメント1回戦の日本対ベルギー戦が行なわれる。2013年11月の欧州遠征で3対2と逆転勝ちを収めるなど過去の対戦成績は2勝2分1敗で日本がリードしているが、5試合中4試合は親善試合。1試合は2002年の日韓W杯のグループリーグ初戦で、鈴木隆行と稲本潤一のゴールで2対2の引き分けとなった試合だ。
現在FIFAランク3位のベルギーに日本がどこまで戦えるか注目の一戦はNHKで深夜2時45分から生中継される。キックオフが深夜3時とあって、視聴率は期待できそうにないと思われがちだが、過去W杯では深夜や早朝帯でも高い数字を残している。テレビ局関係者が話す。
「2006年のグループリーグ3戦目のブラジル戦は、NHKが中継。深夜3時30分から5時(キックオフは4時。ハーフタイムまで)の視聴率は22.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)。5時から6時は37.2%でした。2010年のグループリーグ3戦目のデンマーク戦は、日本テレビが深夜3時から5時までの放送分(キックオフは3時30分)で30.5%を記録。5時から5時40分の時間帯だと40.9%でした。
2006年は1分1敗で迎えた3戦目の相手がブラジルで、既にグループリーグ突破が厳しい状況。2010年は1勝1敗で3戦目は決勝トーナメント進出の懸かった重要な一戦でした。深夜なので、キックオフの30分の違いも大きいですが、日本代表の置かれた状況も数字に反映されたのではないでしょうか」
深夜帯とはいえ、30%を超えるかどうかが1つの目安になりそうだ。