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無料相談サイトで歯医者選びの罠、改正医療法に抵触の恐れも

歯科医院をネットで選ぶ際の注意点は(写真はイメージ)

 全国に歯科医院の数は7万弱あり、都心部に集中している傾向が強い。すぐ通える範囲に何軒も歯医者があれば、“ネット検索で調べてみよう”と考えるのは自然かもしれない。ただ、大きな落とし穴がある。

 一般患者による治療相談に対して、歯医者が実名で答える「無料Q&Aサイト」が複数ある。そのなかには、歯医者がSEO対策(*注1)として運営会社と契約を交わしているケースが存在する。

【*注1/直訳は「検索エンジン最適化」。インターネットの検察結果でサイトを上位に表示させるために行なう対策のこと】

「Q&A」の専用サイトからリンクが貼られた歯医者のHPに飛ぶと「○○サイト(無料相談サイト名)からお越しいただいた方へ、○○サイトで解決しない場合は、気軽にお越しください」と堂々と患者を呼び込んでいる例もあるのだ。

 今年6月から改正医療法が施行され、これまで野放しだった歯科医院のHPなど、ネットの医療広告が規制されるようになった。

「虚偽」「誇大」「比較優良(*注2)」「患者の体験談」「術前術後の比較」などが主な禁止事項だ。

【*注2/「日本一」「ナンバーワン」など、根拠もなく、他より優れているとアピールして患者に誤解を与える可能性のある広告】

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