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「足が悪くて…」子供の親切心を利用する鬼畜なわいせつ犯

子供の親切心を利用する鬼畜なわいせつ犯も(イラスト/大窪史乃)

 子供を連れ去り、暴行を加える事件が後を絶たない。犯人はどんな手口で、子供たちに近寄ってくるのだろうか。ここでは、長女が連れ去りの被害にあったという女性の体験談を紹介する。

「私たちはその後、あの街を引っ越しました。男が捕まらず、娘が怖くて外出できなくなったからでした」

 怒りをにじませながら話してくれたのは46才の主婦・Mさん。それは、長女が小学3年生の時に起こった。

「娘は放課後に近所の公園で、友達の女の子と2人で遊んでいました。そこへ、大学生くらいの男が片足を引きずりながら近づいてきて、こう話しかけてきたそうです。

“お兄ちゃん、足が悪くて、1人でトイレに行けないんだ。きみたちで連れて行ってくれないかな?”

 日頃から、困っている人には親切にしましょうと教えてきた子ですから、素直に助けてあげることに。ましてや、友達と一緒だったので、大丈夫だと思ったようです」

 少女たちは、男の体を支えながらトイレに向かった。ところが、男はトイレに到着すると、小柄なMさんの娘だけを、無理やり個室に連れ込んだのだ。友達は慌てて大人を呼びに行ったが、その間に、Mさんの娘はパンツを脱がされ──。

「親切心を利用したあの男を許せません。それ以降は、友達といても知らない大人にはついて行かないこと、トイレに限らず個室で2人きりにならないよう、強く教えています」

※女性セブン2018年8月2日号

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