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60代からの「あんしん登山術」 酸素ボンベが役に立たぬ理由

酸素ボンベは持って行くべき?

 まさに登山シーズン真っ只中。中高年を中心にアクティブな趣味として根強い人気があり、定年などをきっかけにハマる人も少なくない。ただ、60代以降は思わぬ落とし穴がある。

 60代になると、登山に必要な脚筋力・持久力・敏捷性は20代の70%にまで落ち込む。実際の登山に必要な荷物を背負い、平地や低山で本番と同じようにストックを使って長時間歩いてみると、体力のほか、膝や腰など、どこが一番先に痛むかで故障しやすい部位などがわかるという。

 登山の持ち物選びは重要だ。いざという時、ちょっとした装備の違いが生死を分ける。

「60歳以上の人の場合、体力を考えて、荷物は軽いほど良いのですが、持病がある人はその薬、膝が心配な人は湿布やサポーターなど、自分の弱いところを補うものは持っていった方がいい。

 僕がザックに必ず入れておくのは70リットルの大きなゴミ袋です。雨風が強い時には、雨具の上からすっぽりかぶって防寒する。濡れるのも防げるし、風よけにもなり、体から熱が奪われなくて済む。

 雨が降らなければ普通にゴミ袋として使えばいいし、軽いので手軽に持っていけます。高山は夏でも、荒天時には0℃近くまで下がる。身体が濡れれば低体温症になり、生命の危険もある。ゴミ袋1枚で命拾いすることもあるんです」

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