鑄山氏の指導を受けた体験者は、その効果を次のように語る。
「ふくらはぎに筋肉がついて、疲れにくくなった気がします。80kg以上あった体重が3週間で3.5kg落ちて、体が軽くなった」(60代男性)
「膝痛に悩んでいたのですが、ジャンプで膝をサポートする筋肉がついたせいか、痛みもやわらいで、全体的に体が引き締まりました」(70代女性)
「代謝が良くなり、びっくりするほど汗をかくようになりました。最近は実際の年齢よりも若く見られます。腹回りも以前より細くなって、ベルトの穴が2つ詰まりました」(50代男性)
「跳ぶだけ運動」を始めるにあたって、鑄山氏はこんな注意点を挙げる。
「ジャンプする前に膝の屈伸やアキレス腱を伸ばしてください。着地は必ずつま先にすること。踵で着地すると、足首や膝、脊椎などに負担がかかり、ケガをしやすくなります」
先に紹介した2種類のジャンプのほかにも、腕のエクササイズを加えたり、さまざまな足の動きを加えることによって、首や肩の疲れをほぐしたり、体脂肪率や血糖値を下げる効果が期待されている。
「疲れない体」を取り戻すための、時間もお金も場所もいらない健康法、今日から試す価値がありそうだ。
※週刊ポスト2018年8月3日号