昨年2月に脳腫瘍の一種である「髄膜腫」の摘出手術を受けていたことを打ち明けた関ジャニ∞の安田章大(33才)。腫瘍は良性のもので、手術は成功。予後も良好だったが、今年4月9日に立ちくらみを起こし、背中を強打して背中と腰を骨折。全治3か月の大けがを負ったという。
そんななか、関ジャニ∞のメインボーカルを務めていた渋谷すばる(36才)が年内での脱退を発表。7月15日の札幌ドームから始まった5大ドームツアーは6人の関ジャニ∞で挑むこととなった。
満足に動けない状態でありながらも、7月15日の札幌ドームと7月21~23日のナゴヤドーム公演をなんとか乗り切った安田だが、8月23日からは地元・京セラドーム大阪の4日連続公演、さらに東京ドーム4日間、福岡ヤフオク!ドーム2日間と、ツアーはこれからが佳境だ。周囲が心配しているのは、今年の記録的な猛暑による体への影響である。
「名古屋公演は連日の酷暑で、とくに23日には最高気温が39℃を超え、元気な人でも暑さで体力を奪われ、朦朧としてしまうほど。だからスタッフもメンバーも、舞台裏で安田くんの体調をすごく気遣っていました。病み上がりですし、体力は相当落ちているでしょうから」(安田を知る関係者)
安田が抱えている不安はそれだけではない。
「脳腫瘍の後遺症については、本人がてんかんの薬をのんでいるので、ひとまずは落ちついているそうです。ただ、いちばん懸念されているのが椎間板ヘルニアです。安田くんは幼少期からヘルニアの持病があり、数年前に大きな処置をしたそうです。今年の4月、立ちくらみで腰を強く打ちつけて骨折した時、持病のヘルニアも悪化してしまったようです。安田くんの“完全復活”が思うようにいかないのは、それが大きな原因だそうです」(芸能関係者)
まさに満身創痍の状態でステージに立った安田。そして他のメンバーたちも、並々ならぬ覚悟でドームツアーに臨んでいた。
「メインボーカルの抜けた穴をどう埋めるのか、安田くんはどこまでできるのか──これまでとはまったく違う、緊張感のあるステージになるため、4月からリハーサルを開始しました。普段のコンサートなら1か月前に構成を決めるそうなので、相当早い段階で準備を進めたということです。安田くんの脳腫瘍オペの後遺症による影響、さらにヘルニアや猛暑による体力不安もあるなか、メンバーは完全バックアップを約束し、強い絆で今回のツアーに臨んでいます」(前出・芸能関係者)
彼らの思いが最もファンに届いたであろう瞬間があった。札幌と名古屋の公演で、名曲『オモイダマ』を歌った時のこと。これまで渋谷が歌っていたサビを安田が歌い上げた。
「安田くんの歌い方がすばるくんにすごく似ていたんです。意識して、そうしてくれているのかなって思いました。自分がつらい中でも元メンバーへの愛を忘れない安田くんの思いを感じた時、思わず悲鳴をあげてしまいました」(観客の1人)
今、安田は、「8月の大阪、9月の東京までには完璧なパフォーマンスをできるようにする」と誓っているという。
※女性セブン2018年8月9日号