中国では2017年に、全世帯数の17%を占める5912万世帯でペットが飼われており、ペット市場は1340億元(約2兆2512億円)に達していることが明らかになった。中国国家統計局の調査結果として、国営の中国中央テレビ局が報じた。
中国では昨年1年間で1世帯当たりのペット関連の平均支出額は6436元(約10万8000円)で、この支出額のほぼ半分がペットフードやペット用品だった。
このほか、ペットの医療費が全体の23%で、ペットそのものの購入費が12%、ペットの毛のカットやシャンプー代などの理容費となっている。
いわば、シャンプーやカットなどのペットのサービス関連費よりも、ペットフードなどのペット関連商品の購入代金の方が3384元(約5万7000円)ほど多かったという。
ペットといえば、イヌとネコがほとんどだが、ネコよりもイヌに対する消費額の方が1689元(約2万9000円)多かった。これはイヌの方が、手がかかることが関係しているようだ。
ペットはいわば「家族の一員」となっており、多くの飼い主がペットの健康に気を配っており、中国のペット医療市場は昨年、280億元(約4700億円)にも達している。