【紐】
“盗難対策”も必要だ。
「寝ているうちに財布がなくなった人もいた。とにかく肌身離さず持っておかなければと慌てて考え、他の避難者から紐をもらって財布のチャック部分に通して首からかけていた。ポケットでは寝ているときに気になるし、落とす心配もある。寝るときも服の下に入れた状態で横になっていました」(阪神淡路大震災で避難所生活を送った50代男性)
【ペン】【ガムテープ】
「一緒に避難した友人家族は、ガムテープとペンを防災袋に入れていた。『小麦と卵のアレルギーです』とガムテープに書いて、子供の服に貼っていたのです。ガムテープはメモ代わりにもなるし、自分の持ち物に名前を書いて貼ったりもできるので、“いいアイデアだなぁ”と感心しました」(東日本大震災で1か月の避難所生活を送った40代男性)
【黒いゴミ袋】
阪神淡路大震災で避難所生活を経験した50代男性が「いろんな使い途があった」と話すのが、黒いゴミ袋だ。
「ゴミ袋として使えるだけでなく、いろいろな荷物を仕分けして入れておけるし、ポンチョのように被れば防寒や雨具にもなる。透明なタイプよりも、濃い色つきの袋のほうが、目張りにも使えて便利でした」