東京五輪まであと2年を切った。2020年のオリンピックで活躍が期待される女子アスリートは誰なのか。シドニー五輪で銅メダルを獲得した競泳の田中雅美さんが推すのは、平泳ぎの青木玲緒樹(23)だ。
「200メートル平泳ぎは渡部香生子、鈴木聡美といった実力選手がいますが、今水泳界で注目されているのは青木選手。大きなストロークで水の抵抗を抑え、後半までスピードを持続させるのが持ち味で、2017、2018年の日本選手権で2冠を達成し勢いがあります。ハイレベルな国内で代表をもぎ取ることができれば、五輪での活躍は十分に期待できます」(田中さん)
【プロフィール】
◆あおき・れおな/1995年生まれ。東京都出身。身長168センチ。小学3年生から東京スイミングセンター所属。2013年に東洋大学に進学し、2016年の学生選手権で優勝、初の日本代表入り。2017、2018年の日本選手権では、2年連続100メートル、200メートルの2冠を達成。ミキハウス所属。
◆たなか・まさみ/1979年生まれ。1995年に100メートル平泳ぎで日本記録を11年ぶりに更新。アトランタ、シドニー、アテネの3大会連続で五輪に出場、シドニー五輪で銅メダルを獲得。引退後はスポーツコメンテーターとして活躍する一方、講演や水泳教室などのほか、映画・ドラマにも活動の場を広げ12月には舞台にも出演の予定。
※週刊ポスト2018年8月17・24日号