離れて住む親、サポートが必要な親の介護に、スマホのアプリやインターネットを使って情報共有ができる便利アイテムを紹介。“わが家の介護”に合うグッズ選びのヒントに。
【室内環境をチェック】
●離れたところから室内の温度・湿度を確認、エアコン操作も
室内に専用のサービスアダプターとセンサーを設置すると、24時間どこからでもスマートフォンで温度、湿度が確認でき、必要に応じて遠隔でエアコンのオンオフや設定などを操作できる。またセンサーで収集した温度変化などのデータもチェック可。熱中症やインフルエンザなどのリスクを知らせるアラート機能も便利。
「おへやプラス」/専用センサーiRemocon Wi-Fi 直径105mm×高さ37 mm サービスアダプター幅143×奥行97×高さ26mm 1万5984円(初期費用)/ニフティ
【室内をチェック】
●広角レンズで部屋を一望。カメラを通して会話も
水平180度、垂直100度の広角レンズで、1台のカメラで部屋のほぼ全域をカバーし、リアルタイムの映像をスマートフォン画面で確認できる。暗視機能つきで暗い部屋でもクリアに撮影。マイクとスピーカーを内蔵し、カメラ周辺の音声を聞いたり、スマホ側から声掛けもOK。常時録画、動体検知連動録画もできる。
別売りのマグネット用キットを使えば壁にも設置可能。「スマカメ180 CS-QV60F」/約直径68mm×高さ46.6mm 1万3373円/プラネックス http://www.planex.co.jp/
【玄関をチェック】
●顔を見ながらビデオ通話ができるドアホン
モニター親機にカメラを搭載。親の家に設置したドアホンのモニター親機とスマホで、顔を見ながら通話ができる。また親の家の来訪者にスマホから対応したり、来訪者の録画もできる。別売りの「みまもりリモコン」を親機に登録し、外出先のスマホからリモコンを持った家族(親)の外出・帰宅を確認できる機能もあり安心。
モニターは見やすい大画面約5型ワイドタッチパネル液晶を採用。
「VL-SWD505KS」/(親機外寸)高さ192mm×幅162mm×奥行27mm 8万円前後*(市場想定価格・税抜き 10月中旬発売予定)/パナソニック
【外出先チェック】
●小さなタグをつけるだけで位置情報履歴がわかる 衣類や杖、バッグ、靴などにも装着しやすい14gの小型タグをつけると、その人の移動の履歴がスマホで確認でき、万一のとき、捜索の手掛かりに。タグを持った人(高齢者)と保護者(家族)の距離が一定以上になると知らせる機能や、無料アプリをインストールしたボランティアに情報提供を依頼できるのも安心。
「みまもりタグ」/縦29.0mm×横56.5mm×厚さ11.6mm 2376円。タグを収納できるポケットを設けた専用靴は9180円(両足)/ALSOK
【服薬チェック】
●薬ののみ忘れや間違いを防いで服薬管理をサポート
タイマー設定時間になると好みの音声で服薬時間を知らせ、1回分の薬が出て来る。万一、薬が取り出されないと5分おきに音声が鳴り、40分以上取り出されないと薬が収納されて過量服薬を防止。服薬したかどうかの情報や服薬記録などがスマホを通じて家族や薬剤師、介護スタッフとも共有できる。
1日4回までのタイマー設定、28回分の薬を収納できる。お知らせの音声は家族の声などでも設定できる。
「eお薬さん」/幅402mm×奥行177mm×高さ320mm 取り扱い薬局やレンタル会社からの貸し出し。月額約5000円(通信費込み)/エーザイ
※女性セブン2018年9月27日号