堀江氏が色紙に書いた「さだまさしで一言」


 この放送終了後、LINEを交換しようとしたんですけど、さださん、ガラケーだから「できない」という。そのあと、ご自身のインスタにも僕とのツーショットを載せて、「LINEやるように薦められているんだけど、ガラケーだからなぁ~」と書き込んでいましたけど。

 だから今は、さださんのインスタに僕がコメントして、それにさださんが返信コメントするという、微妙な距離でのお付き合いが続いています。それから僕、和牛の店をやってるんですが、「来てくださいよ」と何気に誘ったら、本当にフラッと来てくれて。精肉店で肉を買っていってくれたこともありました。お礼にカツサンドの差し入れなんかさせてもらって。

 そんなこんなで、「トークイベントやるんですけど、出てくださいよ」とダメ元でお願いしたら、「いいよ!」とあっさり。このイベントは、僕がやっているオンラインサロンがあって、そこのメンバーたちが主催する、まだまだ手作り感満載のイベントだったんですが、まさかOKしてもらえるとは思ってもみなくて……。

 ただ、やっぱりメンバーたちはさださんの気さくさを知らないですからびびっちゃって、 「あんな大御所に、トークショーで歌ってくれとお願いするのはまずいんじゃないか」と躊躇してしまった。で、当日のトークショーで『償い』という曲の話になったんですが、本人を目の前にすると、「やっぱり生で聴いてみたい。会場の人に聴かせたい」という衝動に駆られてしまう。

 それで、またしてもダメ元で、「『償い』、歌ってくださいよ」と頼んでみると、「そういうのは先に言ってよ、そしたらギター用意してくるのにさあ」とさださん。でも、結局歌ってくれることになり、急遽、スタッフが走り、別の会場でお笑い芸人がネタに使っていたギターを強引に借りてきて、その場でさださんが何とかチューニングして、即席ライブをしてくれました。

 いいギターじゃないし、チューニングも完璧じゃありません。アンプもないし、音響も最悪。でも会場に集まった観客全員が聴き入っていた。これは大袈裟じゃなく、あそこにいた人全員、さださんファンになったと思います。即席なのに、それくらい十分な迫力がありました。

関連キーワード

関連記事

トピックス

インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、小泉家について綴ります
《華麗なる小泉家》弟・進次郎氏はコメ劇場でワイドショーの主役、兄・孝太郎はテレビに出ずっぱり やっぱり「数字を持っている」プラチナファミリー
女性セブン
調子が上向く渋野日向子(時事通信フォト)
《渋野日向子が全米女子7位の快挙》悔し涙に見えた“完全復活への兆し” シブコは「メジャーだけ強い」のではなく「メジャーを獲ることに集中している」
週刊ポスト
山田久志氏は長嶋茂雄さんを「ピンチでは絶対に対峙したくない打者でした」と振り返る(時事通信フォト)
《追悼・長嶋茂雄さん》日本シリーズで激闘を演じた山田久志氏が今も忘れられない、ミスターが放った「執念のヒット」を回顧
週刊ポスト
“令和の小泉劇場”が始まった
小泉進次郎農相、父・純一郎氏の郵政民営化を彷彿とさせる手腕 農水族や農協という抵抗勢力と対立しながら国民にアピール、石破内閣のコメ無策を批判していた野党を蚊帳の外に
週刊ポスト
緻密な計画で爆弾を郵送、
《結婚から5日後の惨劇》元校長が“結婚祝い”に爆弾を郵送し新郎が死亡 仰天の動機は「校長の座を奪われたことへの恨み」 インドで起きた凶悪事件で判決
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
「最後のインタビュー」に応じた西内まりや(時事通信)
【独占インタビュー】西内まりや(31)が語った“電撃引退の理由”と“事務所退所の真相”「この仕事をしてきてよかったと、最後に思えました」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
 6月3日に亡くなった「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
【追悼・長嶋茂雄さん】交際40日で婚約の“超スピード婚”も「ミスターらしい」 多くの国民が支持した「日本人が憧れる家族像」としての長嶋家 
女性セブン
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン