学園ドラマの元祖ともいわれる『青春とはなんだ』は裏番組のNHK大河ドラマを超える視聴率を獲得。当時の10代に支持されて大ヒットした。アメリカ帰りの野々村健介(夏木陽介)が英語教師として赴任。ラグビー部顧問となり、閉鎖的な町の因習に立ち向かい、生徒たちに青春の素晴らしさを教えるという物語。

 役を地でいく高校生タレントたちが生徒を演じ、なかでも注目を浴びたのが、当時17歳だった岡田可愛だった。活発で明朗、時には男子生徒も負かしてしまうクラス委員長として存在感を放ち、岡田は本作からの“青春シリーズ”の4作に出演。『進め!!青春』では挿入歌も歌い、番組終了後に皆勤賞をもらった。

 以降、学園ドラマはテレビに欠かせないコンテンツとなっていったのだ。

【プロフィール】岡田晋吉/1935年生まれ。1957年に日本テレビに入社し、『青春とはなんだ』『おれは男だ!』『太陽にほえろ!』『俺たちの旅』など数多くのヒットドラマを手掛ける。現在は川喜多記念映画文化財団非常勤理事を務める。

◆取材・文/岡野誠

※週刊ポスト2018年11月9日号

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