芸能

ムロツヨシがなぜか“イケメン”に見える「親近性効果」

もはや何をしてもかっこよく見えるムロツヨシ

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人やトピックスをピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、この秋恋愛ドラマに出演し、普段とのギャップの差が話題になっている俳優のムロツヨシを分析。

 * * *
 なぜかムロツヨシが、かっこよく見えてくるから不思議である。ムロツヨシといえば、三枚目をコミカルに演じる個性派俳優という印象だったのだが、『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)で、主演の元小説家・間宮真司を演じるムロツヨシは、これまでとはちょっと、いや、かなりイメージが違っている。

 このドラマは、戸田恵梨香演じる若年性アルツハイマーを患うヒロインと、彼女を支え続ける元小説家・ムロツヨシの王道ラブストーリー。といっても、ムロさんがヒロインに惚れ込んで追いかけるという“美女と野獣”的なよくあるパターンではない。ヒロインにとってムロさんは運命の相手、アタックするのは戸田さんからと、ドラマ自体の設定がムロさんのかっこよさを引き立たせている。

 そんな“かっこいいムロツヨシ”にハマる人が増えているという巷の噂を聞き、早速ドラマを見てみた。人間とは面白いもので、かっこいいと言われれば、かっこよく見えるシーンや表情に無意識のうちに注目してしまう。すると確かに、ムロさんはかっこいい。これまでは大げさな演技やふざけた印象が強かったのだが、初めて見るイケメンぶりに、ドラマを見終わる頃には、ムロツヨシもすっかりイケメン(?)俳優の仲間入り。「親近性効果」が起こったのだ。

「親近性効果」とは、最後に示された情報や特性が、印象や記憶に残りやすいという効果である。だから最後に見たドラマの中のムロさんが記憶に残り、ムロさんを思い出すと“かっこいい”というキーワードが頭に浮かんでくるようになったのである。

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