ところが、ここへきて、「役者華丸」に新たな展開が。常盤貴子主演の日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)、「標準語を話すリベラル弁護士・林幹夫」役で出演しているのだ。林はにこやかだが、つかみどころがなく、目の奥は笑っていないタイプ。なんと、あの大きな目の「奥」の演技を要求されていたのである。華丸は、ジャケットの中にオレンジ色のダウンベストを着こなすという独特のファッションで奮闘中だ。
なお、相方の博多大吉は、『めんたいぴりり』にスケトウダラの役で出演。パーマヘアにリボン、アイシャドウたっぷりで女装し、ジャケットに青色のキラキラしたうろこのついた「半身こいのぼり」のようなスタイルで現れ、オネエ言葉で「わたしの卵…」と明太子たちを見守る。大吉タラと主人公華丸のとぼけたやりとりは、コントのようで『めんたいぴりり』シリーズの名物でもある。映画でも魚のはずなのに自転車をこぐ(?)など、大吉タラのパターンのない破壊力はすごい。華丸とは違う形で役者として面白くなる気もする。