ビジネス
2019.02.01 07:00 NEWSポストセブン
堀江貴文氏 「AIに仕事を奪われる」と考えるのは愚か

堀江貴文氏が「AI時代の生き方」を短期集中連載で解説
AI(人工知能)の進化が止まらない。囲碁や将棋にとどまらず、さまざまな分野で「人間超え」を果たし、「仕事が奪われる」といった脅威論が後を絶たない。AIは人類の敵か、味方か――。最新刊『僕たちはもう働かなくていい』の中で、自身の「AI論」を詳しく展開する堀江貴文氏が、短期集中連載で“AI時代の生き方”について考察する。(第1回)
* * *
世界3大発明は「羅針盤」「火薬」「印刷技術」と言われるが、なぞらえて現在の“世界3大発明”が、新たに提唱されている。「AI」「IoT(モノのインターネット)」「ビッグデータ」だ。
特に重要なのは、AIだと私は考える。IoTもビッグデータも、AIの技術がベースになっており、ある意味では応用分野という解釈もできるからだ。AIの一大発明が、多くのテクノロジーやサイエンス分野に、急激な進化をうながしているのは事実だ。
自動運転技術、電子決済、ネット通販、シェアリングエコノミーの普及など、これらもAIの技術が深く関わっている。もはやAIがなければ、社会のインフラは成り立たない。そんな状況になりつつある。
一方で、AIの存在感が高まるのと相反するように、「脅威論」も噴出している。「AIは、人から仕事を奪ってしまうのではないか?」「人間を凌駕する知能は、やがて人間を排除してしまうのではないか?」という意見だ。
人の知性や成長力、順応性などを考慮しない、バカらしい意見だ。人間の可能性も、ずいぶん下に見られたものだ。
これだけは言わせてもらいたい。AIを人類の敵などとみなし、わけのわからない脅威論で排除しようとするなど、絶対に許されない愚行だ。根拠のない感情論で、テクノロジーの進化をせき止めるのは、人が知性体であることをやめるのに等しい。
もしAIに脅威を感じるのなら、AIのことを正しく学び、現在の知見から、人間社会に何をもたらそうとしているかを、自分なりに考えてみるべきだ。火を怖がったサルみたいに、テクノロジーの前で怯えているだけでは何も解決しない。
関連記事
トピックス

変化する新型コロナ感染危険地域 都市部も地方も安全ではない

「とくダネ」後番組MCの谷原章介 大争奪戦で朝の顔に決まるまで

『知ってるワイフ』大倉忠義 “ダメ男”役がなぜ似合うのか

嵐・松本潤と相葉雅紀、極秘会食 2人だけで22年間の打ち上げ

バイデン時代の幕開けを中国移民やトランパーはどう見たか

美智子さまに隔絶生活の弊害か 心配な「こわばる指」「微熱」

鈴木杏樹と不倫の喜多村緑郎 地元“居酒屋バイト”で出直し
