芸能
2019.03.01 07:00 週刊ポスト
「宇宙人ジョーンズ」CMが異例のロングランを続ける理由

宇宙人ジョーンズが地球人になりすまし、この惑星を調査する
「缶コーヒーは働く人が休憩時間などに飲むものなので、その時々の働き方や気持ちをすくい取る必要があります。そういう意味では自然と時代を反映するCMになるのかもしれません」
そう語るのは、2000~2003年にオンエアされた日本コカ・コーラ「ジョージア」のCM「明日があるさ」シリーズを手掛けたCMプランナーの福里真一氏だ。企画がスタートしたのは2000年の春。世紀の変わり目が近づき、疲弊していた日本が新世紀に向けて少しずつ前向きになりつつあった。
「その証拠として1999年にモーニング娘。の『LOVEマシーン』がヒットし、年配のサラリーマンまでがカラオケで歌っていた。それで前向きになりつつある人々の背中を押すような缶コーヒーというテーマが決まりました。
色々考えましたが、単に前向きに頑張ろうと言っても暑苦しいだけ。そもそも自分は前向きが嫌いなんです。でも、前向きな歌になっていれば嫌いじゃない。そこでぴったりな曲として思いついたのが、1963年に坂本九さんが歌った『明日があるさ』でした」
とはいえ、1963年の原曲の歌詞は片思いがテーマ。働く人の気持ちを盛り込む詞を福里氏が新たに書いた。CMで甦った『明日があるさ』は、年末の紅白歌合戦でも歌われた。
その後、福里氏はもう一つの缶コーヒー、サントリー「BOSS」のCMを手掛ける。2006年にオンエアが始まった「宇宙人ジョーンズ」シリーズだ。
関連記事
トピックス

劇場版『名探偵コナン』が好調滑り出し SNS上では「被弾してきた」続出
NEWSポストセブン

父・千葉真一が語る 真剣佑の熱愛とワンオクTakaとの「絶交」報道
女性セブン

新田真剣佑に熱愛、お相手は元有名子役 ワンオクTakaと絶交報道も
NEWSポストセブン

有吉弘行が番組スタッフ全員に配った「内祝い」のものすごい気遣い
NEWSポストセブン

松坂慶子の100才の母が大往生 “絶縁”を越えて自宅で看取るまで
女性セブン

小室圭氏の説明文書 「録音で主張を正当化するのは逆効果」との指摘
週刊ポスト

「神戸の女」美乃すずめvs「湘南の女」小野夕子 下田の海辺で競艶
週刊ポスト

「目と鼻のない娘」が18才になり、母が感じたエンタメの可能性
NEWSポストセブン