その一方で、「(訴訟は)やり過ぎだ。家庭や親族、両親がいなければ、社会のなかでは単なる個人でしかない。誰とも血がつながっていなければ、だれが全くの赤の他人にお年玉を与えるだろうか」と息子に批判的な書き込みも出ている。
中国ではここ数年、お年玉のトラブルをめぐる訴訟沙汰が頻発。主な例として、2014年7月、山東省済南市で、78歳の祖母が約4万5000元(76万5000円)ものお年玉をとったとして、11歳の孫が祖母を訴えている。2012年には浙江省温州市で、母親が3人の息子の56万元(952万円)ものお年玉を奪ったとして、3人の息子が母親を訴えるケースが出ている。いずれのケースでも、裁判所は子どもにお年玉を全額を返還するよう命令している。