国内

雅子さま、国民との距離を縮め心を通わせる「寄り添い方」

九州北部豪雨の被災地の仮設住宅を訪問し、被災者の手を握られる両殿下(2018年9月) JMPA

 5月に皇后陛下になられる雅子妃殿下。ご体調は近年、劇的に回復しているが、その背景には皇后になられることへのご覚悟があるという。ジャーナリスト・友納尚子氏がレポートする。

 * * *
 雅子妃はどのような皇后になられるのだろうか。近年の公務のご様子からそれを窺い知ることができる。

 通常の行啓では、時間の関係で両殿下と会話ができるのは、代表者の何人と決まっていることが多い。しかし、皇太子ご夫妻は、代表者たちだけではなく後ろで見守っている人たちにもお声掛けなさることがある。

 昨年9月、皇太子ご夫妻が福岡県を訪れた時、雅子妃ならではの国民との寄り添い方が見られた。

 福岡県内の医療型障害児入所施設では、訓練中の子どもだけではなく遠くから見守っていた母親に駆け寄られて、声を掛けられた。

 翌日には九州北部豪雨の被災地の仮設住宅を訪れ、そこでも遠くから見守っていた被災者の方々のところまで歩み寄られて、言葉を交わされた。

 被災者から「お体に気を付けてくださいね。見守っていますから」「ご病気なのに来ていただいて有難うございます。雅子さまも頑張ってくださいね」と逆に励まされることもあり、互いに困難を乗り越えようとしていることで距離が縮まり、心を通わせているようだった。

 さらに雅子妃が車椅子のご高齢の女性の冷えた手を包むように握られると、その上から皇太子も手を重ねられるという温かい場面もあった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

性加害報道のあった木下ほうか(前所属事務所のホームページより。現在は削除済み)
【LINE全文】木下ほうかが取り下げた性加害報道裁判「ヤダヤダって何度も言ってるのに無理矢理そのまま入れようと」「直接会って謝りたいです」 事件直後のやりとり34通
NEWSポストセブン
秋篠宮さまと紀子さま、英国王戴冠式で垣間見られた“不協和音” 悠仁さまの教育方針でも意見の食い違い
秋篠宮さまと紀子さま、英国王戴冠式で垣間見られた“不協和音” 悠仁さまの教育方針でも意見の食い違い
女性セブン
リナ・ローズ氏と高級スクール
「トラブルで辞める人多数」元保護者が激白する麻布の高級スクールへの違和感 本部あるビバリーヒルズ住所を調べた結果
NEWSポストセブン
逮捕されたガーシー容疑者(写真/共同通信社)
ガーシー容疑者、連行時の“不敵の笑み”はダークヒーローキャラを保つため?“暴露系”復活の可能性はあるか
NEWSポストセブン
内藤秀一郎
約190cmの長身イケメンで【クズ野郎】から【仮面ライダー】まで、売り出し中の俳優・内藤秀一郎の「謙虚すぎた」ロケ現場
NEWSポストセブン
(写真はイメージ)
暴力団幹部「ベンツなんてもう乗らない。トヨタの200万円だよ」ヤクザの高級車離れで“メンツよりもコスパ”の時代へ
NEWSポストセブン
御成婚30年を迎えるおふたり(写真/共同通信社)
御成婚30年の天皇皇后両陛下 喜びや悲しみを分かち合ってきた「愛と絆の歩み」
週刊ポスト
性加害報道のあった木下ほうか(前所属事務所のホームページより。現在は削除済み)
【証拠LINE】木下ほうか、裁判資料で明かされた「妊娠したらどうしよう」「着けてる」性加害疑惑直後の衝撃メッセージ
NEWSポストセブン
羽生
羽生結弦、あふれる地元愛 仙台市内のマンション最上階2部屋を2億円で購入 父の退職を機に家族で転居
女性セブン
2017年「侍ジャパン」の新ユニフォームを披露した筒香(時事通信フォト)
《元侍ジャパン主砲》筒香嘉智、現在の姿に衝撃走る かつては「牛のように食べる子供だった」男が激痩せする理由
NEWSポストセブン
2010年、外国人記者クラブで会見するリナ氏。当時はプラダジャパンで部長を務めていた(写真/AFP=時事)
「ピンクの猫好きプリンセス」返金トラブルの高級スクール創立者、家賃滞納の裏で「ビバリーヒルズ移転」「16歳の息子に代表交代」
NEWSポストセブン
猿之助の両親の死因は向精神薬の摂取による中毒死とされている
市川猿之助が“遺書”で宛てた付き人兼俳優 騒動後も平然と明治座に現れる姿に「恐ろしく精神の強い人」の声
女性セブン