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就活で子供を大手企業に入れる親、「3つの特徴」

【2】口を出さない

 大学3年生の子供のお尻を叩いて、ようやく動き出したら、それ以上就活にはアドバイスしないことをお勧めします。

 以前、ある受講生の親が、大企業の人事をしていたことがありました。その親は、子供に「面接では、ハッタリでもいいからもっと自分を大きく見せるんだ、リーダー経験とか、成長したことをたくさん話さないと通らないぞ」とアドバイスしていました。

 しかし、就活塾・キャリアアカデミーにいる各業界の人事経験者10人以上の講師に聞くと、評価の基準はまちまちでした。

 たとえばある講師は、「ハッタリを言っていたら落としますね、うちは信用が一番。たとえ地味でも等身大の自分を見せてくれた就活生を採る」と語っていました。また、証券会社とIT企業で採用に携わった経験のある別の講師は、「証券会社では、体育会系で図太い就活生が好まれたが、IT企業ではおとなしくても論理的思考力がある就活生が高く評価された。IT企業で採用を担当し始めたころは、証券会社における採用基準とのギャップに驚いた」と述べていました。

 就活生に必要なのは、「どのような採用担当者でも求める最大公約数の部分」をクリアすることと、「採用担当者により基準が異なる、採用の多様性を知ること」であって、特定の企業や特定の誰かの意見に偏らないことが必要だと思います。

【3】就活生世代は「納得」させて動かす

 就活生の世代は、良くも悪くも、「理解したら動く」という特徴があります。親の世代なら「とりあえずやる」が当たり前だったかも知れませんし、実際そのほうがスピーディーなのでしょう。しかし、今の就活生は納得しないと、やらない・動かないのです。「就活なんて頑張ったほうがいいに決まってる」「とにかく動いて情報を集めたほうがいい」では、子供としてはモチベーションが湧きません。

「納得」させて動かすためには、例えば、次のように説明してはいかがでしょうか。

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