ビジネス

就活で子供を大手企業に入れる親、「3つの特徴」

就職活動に親はどこまで関与すべき?

 就職活動の成否は当然ながら本人の行動や準備がカギを握っているが、誰にとっても企業と本格的に向き合うのは初めての経験になるだけに、中には「何をやればいいのかわからない」という学生も少なくない。就活を迎える子供に、親はどう向き合うべきなのか。就活塾・キャリアアカデミーの宇佐川景子氏が解説する。

 * * *
 親にとって、子供の就活は「子育ての集大成」と言われることがあります。今まで塾に行かせ、高い学費を払って大学に行かせた子供には、いい企業に入って欲しいと思うのが、親心でしょう。では、親は子供の就活をどう応援すればよいのでしょうか。これまで優良企業に就職した学生の親が取っていた行動から、3つの特徴を抽出しました。

【1】「やりたいことをやりなさい」ではなく「なんとしてもやりなさい」

「やりたいことをやって欲しい」──そういう親は多くいます。キャリアアカデミーの受講生の親も「この子のやりたいことをやって欲しいんです」と語る人が多いのが実情です。

 確かに、やりたいことを仕事にできるのなら、それが一番です。しかし、画一的で恵まれた環境で育ってきた就活生の世代には、その「やりたいこと」がない人が少なくありません。受講生に聞いても「やりたことが特にないんです」という声がとても多いのが実情です。

 中には「食品メーカーを志望しています」といった学生もいますが、学部が栄養学や化学であるわけでもなく、「なんとなく食品メーカーは身近」というイメージを抱いているだけです。

 そんな就活生に「やりたいことをやりなさい」と言っても、モチベーションにはなりません。それよりも、「大学を卒業したらあなたを養うつもりは一切ないし、仕事を楽しめるようになるかは自分次第。就活は自分の責任でね」というほうが効果的です。親としては「しばらくは実家暮らしでもいい」「苦労してほしくない」と思うかもしれませんが、少し突き放すくらいのほうが本気になるケースが多いと言えます。

 大学生の多くは「早めに準備する」よりも、むしろ「先延ばし」にするほうが多いのが事実。そんな子供を放任することなく、十分に準備するように促してください。「やりたいことをやりなさい」ではなく、「なんとしてもやりなさい」というのもひとつです。

関連記事

トピックス

無罪判決に涙を流した須藤早貴被告
《紀州のドン・ファン元妻に涙の無罪判決》「真摯に裁判を受けている感じがした」“米津玄師似”の男性裁判員が語った須藤早貴被告の印象 過去公判では被告を「質問攻め」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
Instagramにはツーショットが投稿されていた
《女優・中山美穂さんが芸人の浜田雅功にアドバイス求めた理由》ドラマ『もしも願いが叶うなら』プロデューサーが見た「台本3ページ長セリフ」の緊迫
NEWSポストセブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
スポーツアナ時代の激闘の日々を振り返る(左から中井美穂アナ、関谷亜矢子アナ、安藤幸代アナ)
《中井美穂アナ×関谷亜矢子アナ×安藤幸代アナ》女性スポーツアナが振り返る“男性社会”での日々「素人っぽさがウケる時代」「カメラマンが私の頭を三脚代わりに…」
週刊ポスト
NBAロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦した大谷翔平と真美子さん(NBA Japan公式Xより)
《大谷翔平がバスケ観戦デート》「話しやすい人だ…」真美子さん兄からも好印象 “LINEグループ”を活用して深まる交流
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
「服装がオードリー・ヘプバーンのパクリだ」尹錫悦大統領の美人妻・金建希氏の存在が政権のアキレス腱に 「韓国を整形の国だと広報するのか」との批判も
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《私には帰る場所がない》ライブ前の入浴中に突然...中山美穂さん(享年54)が母子家庭で過ごした知られざる幼少期「台所の砂糖を食べて空腹をしのいだ」
NEWSポストセブン
亡くなった小倉智昭さん(時事通信フォト)
《小倉智昭さん死去》「でも結婚できてよかった」溺愛した菊川怜の離婚を見届け天国へ、“芸能界の父”失い憔悴「もっと一緒にいて欲しかった」
NEWSポストセブン