「ウッターナーサナ」
最後は、骨盤を柔らかくする《ウッターナーサナ》。インド古来のヨガのポーズだという。
「骨盤を支点に背中を丸めないようにして倒すのがコツです。これにより骨盤まわりの柔軟性が増すとともに、血流が促進されます。前屈したとき、お尻の穴を天井に向けるように意識すると鼠径部への刺激が増し、さらに効果アップが期待できます」
全てのポーズに共通するのは、力を入れる時に息を吸い、弛緩させる時に吐く呼吸法だ。
「その際にお尻の穴の筋肉である括約筋を意識してください。息を吐くときはお尻の穴を緩め、息を吸うときは締めます。お尻の穴の筋肉を刺激することで、鼠径部の血流がよりアップします。ヨガの最中に呼吸に合わせて括約筋の刺激を実践することで相乗効果が生まれ、男性力UPに繋がります。ふくらはぎの筋肉は第二の心臓と言われますが、“お尻の穴の筋肉は男性力の心臓“なのです」
※週刊ポスト2019年4月5日号