ライフ

検診で「虫歯なし」でホッとしてはダメ、歯周病にこそ注意を

「虫歯なし」でもリスクはある

“毎年、歯科検診を受けているから自分の歯は大丈夫”と考えるのは、止めたほうがいい。東京・杉並区の歯科検診を担当してきた岡田弥生氏(歯科医)は、最近の傾向に強い危機感を抱いている。

「中高年世代には、虫歯より怖いのが歯周病です。日本は、虫歯を見つけるための検診、という刷り込みが根強く、『虫歯なし』と言われると、ホッとするようです。歯周病検査がいい加減なこともあり、まだまだ危機感が足りないと感じます」

 歯周病は軽度のうちに治療を進めることが、歯を守り、費用を圧縮することにつながる。

◆重症化した歯周病で「抜くしかない」といわれたら

 では、適切な治療が受けられず歯周病が重症化してしまい、歯科医に「抜くしかない」と告げられたら、どうすればいいのか。歯周病治療の指導者である、弘岡秀明氏(スウェーデン・デンタルセンター院長)はこう言う。

「歯を残せるか、抜くべきか、実は明確な基準はありません。歯科医によって判断が分かれることは、十分にあり得ます。診断に納得がいかない時は、セカンドオピニオンを勧めます」

 抜歯原因の1位である歯周病だが、歯科医のスキルや主観によって、歯の運命は大きく違ってくる。

関連キーワード

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
日本テレビの杉野真実アナウンサー(本人のインスタグラムより)
【凄いリップサービス】森喜朗元総理が日テレ人気女子アナの結婚披露宴で大放言「ずいぶん政治家も紹介した」
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン