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2019.04.14 07:00  週刊ポスト

ミホノブルボンの活躍、関西の厩舎に坂路調教を普及させた

 しかし、《坂路コースができて、それがいっぺんに解消した》《坂を駆け上り、止まり、呼吸を調整し、疲れをいやしながら歩いて下る。その戻ってくる間がちょうど良いインターバルになるのである》《しかも、坂路ではスピードが出ないうえにウッドチップだから、脚に負担がかからない》(戸山為夫著『鍛えて最強馬をつくる』/かんき出版より)

 ミホノブルボンは、“坂路の申し子”といわれ、皐月賞に続いてダービーも「ひとり旅」をして勝つ。関西の厩舎で坂路調教を取り入れる厩舎が増えていったのは、この馬の活躍がきっかけだった。その後、平成5年には美浦トレーニングセンターにも坂路馬場ができ、外厩や馬産地の牧場にも坂路馬場ができている。

 さて、今年の皐月賞は断然人気が予想されるサートゥルナーリアが、昨年暮れのホープフルSからの直行だ。平成の皐月賞馬のうち25頭は3月のトライアルか毎日杯を使っている。24年以後は共同通信杯から直行した馬が4勝しているように、ローテーションが多様化しているが、3歳になって初めて走るのが皐月賞というのは極めて異例。ダービーも見すえてのローテーションだろう。

 ここ3年間は8番人気、9番人気、7番人気と人気薄が勝っており、1番人気馬は2着にも来ていない。平成で勝ったのは8回で、GIでの勝率はワースト4位タイ。連対率も5割以下と心許ない。ただし、単勝オッズが2倍を切ったときは6戦4勝と人気に応えている。

●ひがしだ・かずみ/今年還暦。伝説の競馬雑誌「プーサン」などで数々のレポートを発表していた競馬歴40年、一口馬主歴30年、地方馬主歴20年のライター。

※週刊ポスト2019年4月19日号

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