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2019.05.23 16:00  女性セブン

5月は「空の巣症候群」発症時期、注意が必要な人の特徴

◆育児に孤軍奮闘する女性は注意が必要

 とはいえ、空の巣症候群に陥りやすい人とそうでない人はいる。その違いは何か。前出の宮沢さんは、夫が育児に無関心で、ひとりで無我夢中で子育てをしてきた人ほど注意が必要だという。

「夫が不在がちだったり、育児に無関心なケースほど、女性の関心は子供に集中しがちです。特に専業主婦が孤軍奮闘して子育てをしてきた場合、母親の関心の対象はほぼ子供だけになりがちです。責任感が強く、まじめで、1つの目標に向けて突き進むタイプの女性ほど気をつけましょう」

 一方、子育て以外に情熱を注ぐ対象があり、広く社会に目を向けている人は陥りにくいといえる。

「趣味が多く、仕事にやりがいや責任感を感じている人、交友関係が広い人など、多様な世界を持っている人は、子供の独立直後、少しさびしさを感じたとしても、深みにはまりません」

 例えば、世話好きな人なら、地域の子育てボランティアなどに参加して、家庭以外でも自分が必要とされる居場所を見つけるといい。ペットを飼うのもおすすめだ。アニマルセラピーという言葉もあるように動物は人の心を癒してくれるうえ、子供と違って、一生自分を頼ってくれる存在だからだ。

 また、子育て中から、育児とは関係のない交友関係を広げておきたい。子育てを終えても、社会には自分を必要としてくれる人は、必ずいるのだから。

◆夫やパートナーとの関係を見直してみよう

 夫やパートナーとの関係も重要だ。気軽に相談や愚痴を聞いてくれる相手がいれば、症状はやわらぐため、夫婦関係と症状には密接な関係がある。宮沢さんは診療時、夫にも同席してもらって、こうアドバイスをするという。

「今後は夫婦ふたりの生活に戻るのですから、もっと奥さんに関心を持って、共通の趣味を持つ、旅行をするなどして夫婦の会話を増やし、奥さんの視点や発想を変えられるよう努めてください、と伝えます。子供は巣立っても夫は家に残るのです。空の巣症候群は夫の態度次第で状況が好転するケースが多いのです」

 空の巣症候群は、子供が巣立ってから半年間が勝負。そこをうまく乗り越えられれば深みにはまらないで済むという。

 子育ての目的は、子供を自立させること。子供が家を出るということは、子育てが成功裏に終わったという証である。今後は新たな目的を見いだし、自分の人生を生きてはどうだろうか。

※女性セブン2019年6月6日号

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