京都大学人間・環境学研究科の酒井敏・教授
あまりの熱の入りように、記者は言葉を失ってしまった。
研究に打ち込むあまり、時に“変人”とまで呼ばれてしまう。そんな京大の学者たちの魅力を、山極寿一総長はこう語った。
「常識的に考え、振る舞っているとこれまでとは違う発想はできません。昨年ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑さんも、これまでの学問の常識を疑ってきたから画期的な免疫細胞研究に結びついた。これからの研究者は自ら発想し、仮説を立てることが重要。そんな“変人”を育む土壌が、京大にはあるのです」
※週刊ポスト2019年5月31日号