「会場は帝国ホテルで、前のほうは1人ずつ席次が決められていて、親族も含めたトヨタ関係者、財界人、政治家、取引先の方々でした。主催はトヨタ自動車で、委員長を内山田竹志会長が務めていた」
達郎氏は経済同友会代表副幹事や日本自動車工業会会長も歴任しており、参列者も多士済々だったという。
「弔辞は達郎氏とは旧制府立一中(現・日比谷高校)の同級生で、経団連会長も務めた今井敬・新日鉄住金名誉会長。続いて元トヨタ会長の張富士夫・元名誉会長、その次が達郎氏の兄でもある豊田章一郎・トヨタ名誉会長でした。献花は1列目の親族から始まり、今井氏らが続きましたが、森喜朗元首相が来ていたため、御手洗冨士夫・経団連名誉会長ら財界の大物よりも森さんが先に献花したと思います。現職総理の場合はさらに前の場合があるなど、政財界の配置はケースバイケースのようです」(同前)
※週刊ポスト2019年8月2日号