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小芝風花 「作品を見るたびに印象が変わる女優さんが目標」

オタク、ラッパーの次に、漫才に挑む小芝

オタク、ラッパーの次に、漫才に挑む小芝

「大阪出身だから漫才出来るでしょという“大阪ハラスメント”は普段からめっちゃ受けますが(笑い)、今回のドラマで『見るのとやるのは全然ちゃうねん!』と確信しました」

 大阪弁全開で熱く語るのは、放送中の『べしゃり暮らし』(テレビ朝日系)で漫才に初挑戦した小芝風花(22才)。辻本(渡辺大知)の元相方で、後にお笑いの世界で激しく競い合うヒロイン・静代を演じている。

「男性芸人さんのお手本を女性の私がそのまま演じると、なんだか男性漫才師のモノマネを無理して頑張っているみたいに見えてしまう。『してるやん』から『しとるやん』など静代の漫才のせりふを女性らしい言葉に替えて、尼神インターさんなど女性コンビの漫才を見て勉強しました。

 漫才シーンはテストなしの一発本番でお客さんの前で撮影しました。それはもうすさまじい緊張でガーッと全身が震えるほど。撮影期間は漫才漬けでしたが、クランクアップの時もお芝居なしの漫才だけで、『あれ、私、本当に芸人さん?』って(笑い)」

 清純派としてキャリアを積んできたが、今年は特撮オタクを演じた『トクサツガガガ』(NHK)やラッパーに挑戦した『ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ』(テレビ朝日系)など、クセの強い役柄を見事に演じ分け、芝居の幅を広げている。

「作品を見るたびに印象が変わる女優さんが目標なので、今回の漫才師役も気合が入りました。ただ静代は元相方の辻本に恋愛相手としても未練があって、恋する女性心理としては苦しかった…。本格的な恋愛作品にも興味があります。

 ドロドロした感情をえぐり出すような、濃厚な愛憎劇に挑戦してみたいです。 “壁ドン”系もおもしろそうですが、大阪弁で『何してんの』とツッコんでしまいそうで、かわいい表情をできる自信がありません(笑い)」

●こしば・ふうか/1997年4月16日生まれ、大阪府出身。2012年に女優デビュー。映画『魔女の宅急便』(2014年)キキ役、NHK連続テレビ小説『あさが来た』(2016年)千代役など話題作に出演し、ブルーリボン賞新人賞などを受賞。放送中のドラマ『べしゃり暮らし』(テレビ朝日系)では金髪&おかっぱのヒロイン・鳥谷静代を演じる。

◆撮影/田中智久

「大阪ハラスメントも受けている」とネタにする小芝風花

※女性セブン2019年8月15日号

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